
AIに営業時間や料金を案内させる方法とは?
ホームページを訪れたユーザーからよく寄せられる質問のひとつが、「営業時間は何時までですか?」「料金はいくらですか?」「定休日はいつですか?」といった基本情報に関する問い合わせです。こうした質問は内容そのものは難しくありませんが、件数が増えると電話対応やメール返信に意外と多くの時間を使うことになります。そこで活用できるのが、ホームページ上で質問に回答するAIです。営業時間、定休日、料金、サービス内容、予約方法などの情報をあらかじめAIが参照できるように設定しておけば、ユーザーが知りたいことを文章で質問したときに、その場で案内できる仕組みを作ることができます。
AIを設置しただけで正確な案内ができるわけではありません。案内してほしい情報を整理し、料金の条件や例外、営業時間の変更時に更新する方法、AIでは判断させない内容まで決めておくことが重要です。ここでは、AIに営業時間や料金を案内させる基本的な仕組みから、設定する情報、運用時の注意点までわかりやすく解説します。
AIに営業時間や料金を案内させるとは?
ホームページにAIチャットやAI問い合わせ窓口を設置し、店舗や会社に関する情報を参照させることで、ユーザーからの質問に自動回答できるようにする方法です。飲食店であれば、「今日何時まで営業していますか?」という質問に営業時間を案内したり、「ランチはいくらくらいですか?」という質問に料金の目安を回答したりできます。美容室ならカット料金やカラー料金、企業ならサービス料金や受付時間を案内するといった使い方が考えられます。
従来のFAQでは、ユーザー自身が質問一覧から該当する項目を探す必要がありました。AIを利用すると、ユーザーが普段使う言葉で質問し、その内容に近い情報を探して回答できることが大きな違いです。
| ユーザーの質問 | AIが参照する情報 | 回答例 |
|---|---|---|
| 何時まで営業していますか? | 営業時間 | 営業時間は10時から19時までです。 |
| 日曜日は休みですか? | 定休日 | 日曜日は定休日です。 |
| カットはいくらですか? | 料金表 | 一般カットは4,500円です。 |
| 予約は必要ですか? | 予約方法 | 予約優先で受け付けています。 |
| 駐車場はありますか? | 店舗情報 | 店舗前に3台分の駐車スペースがあります。 |
最初にAIへ案内させる情報を整理する
AIに営業時間や料金を案内させる場合、最初に行うべきことはAIの設定ではなく、案内する情報の整理です。人間が見ても判断しにくい情報を登録すると、AIも正確に回答しにくくなります。まずは、ホームページを訪れたユーザーから問い合わせを受けやすい基本情報を一覧にしておきましょう。
- 営業時間
- 受付時間
- 定休日
- 臨時休業について
- 基本料金
- 追加料金
- 料金に含まれる内容
- 支払い方法
- 予約方法
- キャンセルについて
- 所在地
- 駐車場の有無
- 電話番号
- 対応エリア
- サービス内容
すべてを一度に登録する必要はありません。最初は営業時間、定休日、料金、予約方法など、問い合わせ件数の多い内容から始めると管理しやすくなります。
営業時間は曜日ごとに整理する
営業時間は「10時から19時」のように一文だけ登録するより、曜日や受付終了時間まで整理しておくほうが正確な回答につながります。
| 項目 | 登録する情報の例 |
|---|---|
| 月曜日 | 10:00~19:00 |
| 火曜日 | 10:00~19:00 |
| 水曜日 | 定休日 |
| 木曜日 | 10:00~19:00 |
| 金曜日 | 10:00~20:00 |
| 土曜日 | 9:00~18:00 |
| 日曜日 | 9:00~18:00 |
| 最終受付 | 営業終了の30分前 |
このように整理しておけば、「金曜日は何時まで?」「水曜日は開いていますか?」「最終受付は何時ですか?」といった質問にも対応しやすくなります。
料金はできるだけ条件まで登録する
AIに料金を案内させる場合は、金額だけを登録するのではなく、「誰に適用される料金なのか」「何が含まれているのか」「追加料金が発生することがあるのか」まで整理することが重要です。「カット4,500円」とだけ登録している場合、ユーザーから「子どもはいくら?」「シャンプー込みですか?」と質問されると、その情報がなければAIは正確に答えられません。
料金情報は項目を分けて登録する
| 料金項目 | 料金例 | 補足情報 |
|---|---|---|
| 一般カット | 4,500円 | シャンプー・ブロー込み |
| 高校生カット | 3,500円 | 学生証の確認をお願いする場合あり |
| 小学生以下 | 2,500円 | シャンプーなし |
| カラー | 6,000円~ | 髪の長さや使用量によって追加料金あり |
| トリートメント | 3,000円~ | 使用するメニューによって異なる |
特に「○○円~」という料金は注意が必要です。最低料金だけを案内すると、ユーザーが最終的な金額を誤解する可能性があります。そのため、価格が変わる条件も一緒に登録しておくと安心です。
AIが情報を参照する方法を決める
AIに店舗や会社の情報を案内させる方法はいくつかあります。利用するAIシステムによって仕組みは異なりますが、大きく分けると、管理画面へ直接情報を登録する方法と、ホームページ上の情報を参照させる方法があります。
| 方法 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 管理画面へ直接登録 | 営業時間や料金をAI用の情報として登録する | 案内内容を細かく管理したい |
| ホームページを参照 | 店舗案内や料金ページなどを参照する | 既存ページに情報が整理されている |
| FAQを登録 | 質問と回答をセットで用意する | 問い合わせ内容がある程度決まっている |
| 複数情報を組み合わせる | 基本情報、Webページ、FAQなどを併用する | 幅広い問い合わせに対応したい |
重要な情報は直接登録すると管理しやすい
営業時間や料金のように間違えるとユーザーへ影響する情報は、AIが参照する基本情報として明確に登録しておく方法が適しています。ホームページ内に複数の料金表が存在していたり、古い記事に以前の営業時間が残っていたりすると、どの情報を優先すべきか判断しにくくなることがあるためです。「現在の営業時間はこれ」「現在の料金はこれ」と基準となる情報をひとつに整理することが、正確なAI案内につながります。
ホームページ内の情報をAIに読ませる方法
すでにホームページに営業時間、料金表、アクセス方法、サービス案内、よくある質問などを掲載している場合、それらのページをAIが参照する情報として活用する方法もあります。
- 店舗案内ページ
- 料金案内ページ
- サービス紹介ページ
- アクセスページ
- 予約方法ページ
- よくある質問ページ
- キャンセル規定ページ
この方法なら、ホームページに掲載している情報とAIの回答内容を合わせやすくなります。ただし、ホームページに古い情報が残っている場合には注意が必要です。
古い料金ページや過去記事を残したままにしない
料金改定前のページや過去のキャンペーン記事が残っていると、AIが古い情報を参照する可能性があります。現在使用している情報と過去情報を明確に区別し、不要なページは参照対象から外す、または内容を更新することが重要です。
ユーザーは営業時間をさまざまな言い方で質問する
AI案内のメリットは、決められたボタンだけではなく、ユーザーが自然な文章で質問できることです。同じ営業時間について知りたい場合でも、質問方法は人によって異なります。
- 今日は何時までですか?
- 営業時間を教えて
- 夜7時でも大丈夫ですか?
- 夕方は何時まで開いていますか?
- 日曜日は営業していますか?
- 明日は休みですか?
- 受付は何時までですか?
従来型のFAQでは、ユーザーが「営業時間」という項目を探す必要があります。AIでは質問の意味を読み取り、登録されている営業時間や定休日の情報を使って案内できるため、ユーザーが情報を探す負担を減らせます。
料金の質問にも自然な文章で対応できる
料金についても、ユーザーは必ずしも正式なサービス名を使って質問するとは限りません。「いくらですか?」「だいたいどれくらいかかりますか?」「一番安いプランは?」といった質問もあります。そのため、AIへ登録する料金情報は、サービス名だけではなく内容や対象まで明確にしておくと回答しやすくなります。
料金情報に含めたい内容
- 正式なサービス名
- 一般的な呼び方
- 基本料金
- 最低料金
- 追加料金
- 税込・税別
- 料金に含まれるサービス
- 料金が変わる条件
- 見積もりが必要な条件
- 割引がある場合の条件
価格が固定されていないサービスの場合は、AIに最終金額を断定させない設定も重要です。「基本料金は○○円ですが、内容によって異なるため正式な料金は見積もり後にご案内します」と回答させることで、誤解を防ぎやすくなります。
AIに回答させる内容と人が対応する内容を分ける
AI問い合わせを導入する場合、すべての質問をAIだけで解決しようとする必要はありません。営業時間や基本料金のように答えが明確な質問はAIと相性が良い一方、個別判断が必要な相談は人が対応するほうが適しています。
| 質問内容 | AI対応との相性 | 対応方法 |
|---|---|---|
| 営業時間 | 高い | AIで案内しやすい |
| 定休日 | 高い | AIで案内しやすい |
| 基本料金 | 高い | 登録情報から回答 |
| アクセス方法 | 高い | 所在地や交通情報を案内 |
| 予約方法 | 高い | 予約ページや電話番号を案内 |
| 個別見積もり | 低い | 問い合わせへ案内 |
| 特殊な要望 | 低い | 担当者へ確認を案内 |
| 契約条件の個別判断 | 低い | 担当者対応へ切り替える |
「AIが答えられないときは、人へつなぐ」という出口を用意することも重要です。問い合わせフォーム、電話、予約ページなどへ自然に誘導できれば、AIで対応できない質問があってもユーザーをそのまま離脱させずに済みます。
「わからないときは答えを作らない」設定が重要
AIを問い合わせ対応に利用するときに重要なのが、登録されていない情報について勝手に回答させないことです。営業時間や料金はユーザーの行動に直接影響するため、事実と異なる回答をするとトラブルにつながる可能性があります。そのため、AIには次のような回答ルールを持たせる方法が考えられます。
- 登録されている情報を優先する
- 確認できない料金を推測しない
- 営業時間が不明な場合は断定しない
- 個別見積もりを勝手に計算しない
- 不明な場合は問い合わせを案内する
- 人による確認が必要な内容は担当者へ誘導する
AIは何でも答えることより、正確に答えられる範囲を明確にすることが問い合わせ窓口では重要です。
営業時間の変更には更新作業が必要
AIに正確な情報を案内させるには、元になる情報を最新の状態に保つ必要があります。特に営業時間は、祝日、年末年始、臨時休業、季節営業などによって変わることがあります。
変更が発生しやすい情報を把握する
- 営業時間
- 定休日
- 祝日の営業
- 年末年始の休業
- 臨時休業
- 料金改定
- キャンペーン料金
- 予約受付時間
- サービス内容
ホームページには新しい営業時間が掲載されているのに、AI側には以前の営業時間が残っている状態は避けなければなりません。情報変更の際には、「ホームページを直す」「AIの情報を直す」といった更新箇所を運用ルールとして決めておくと安心です。
臨時休業や祝日の案内は特に注意する
通常の営業時間だけなら比較的簡単ですが、「今度の祝日は営業している?」「年末はいつまで?」といった質問では、通常営業とは別の情報が必要になります。AIへ臨時情報を案内させる場合は、通常営業時間とは別に期間を明確にして登録すると管理しやすくなります。
| 情報 | 登録例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 通常営業時間 | 10:00~19:00 | 基本情報として管理 |
| 定休日 | 毎週水曜日 | 曜日を明記する |
| 臨時休業 | ○月○日は休業 | 日付を明記する |
| 年末年始 | ○月○日~○月○日休業 | 開始日と終了日を明記する |
| 短縮営業 | ○月○日は17時閉店 | 通常営業時間との違いを明記 |
一時的な情報は、期間終了後に削除または更新することも忘れないようにします。
AIと問い合わせフォームを組み合わせる
AIに営業時間や料金を回答させるだけでも便利ですが、問い合わせフォームと組み合わせることで、さらに実用的な問い合わせ窓口を作れます。ユーザーが「この料金について詳しく相談したい」と質問した場合、基本料金まではAIが説明し、その先は問い合わせフォームへ誘導する流れです。
- ユーザーがAIへ質問する
- AIが営業時間や基本料金を案内する
- 追加相談が必要か確認する
- 必要な場合は問い合わせフォームを案内する
- ユーザーが詳しい内容を送信する
- 担当者が個別に回答する
この方法なら、単純な問い合わせはAIで解決し、判断が必要な相談だけを人が対応できます。問い合わせ対応そのものを完全に無人化するのではなく、AIと人の役割を分けることで効率化する考え方です。
電話問い合わせを減らせる可能性がある
店舗や小規模事業者では、営業時間や料金確認の電話が頻繁に入ることがあります。ひとつの電話は短時間でも、作業中や接客中に電話へ対応することで仕事が中断されます。ホームページ上でAIが基本情報を案内できれば、ユーザー自身で疑問を解決できるケースが増えます。
AIで自己解決しやすい問い合わせ
- 営業時間を知りたい
- 定休日を知りたい
- 料金を確認したい
- 予約方法を知りたい
- 支払い方法を知りたい
- 場所を確認したい
- 駐車場の有無を知りたい
- サービス内容を確認したい
こうした基本的な問い合わせをAIで案内することで、スタッフは予約対応、接客、見積もり、専門的な相談など、人が対応すべき業務へ時間を使いやすくなります。
営業時間外でも情報を案内できる
AI問い合わせ窓口のメリットとして、店舗や会社の営業時間外でも基本情報を案内できることがあります。ユーザーがホームページを見る時間は営業時間内とは限りません。仕事が終わった夜間や早朝、休日にサービスを探す人もいます。そのとき電話しか問い合わせ方法がなければ、営業時間まで待たなければなりません。
AIで営業時間、料金、予約方法などを案内できれば、ユーザーはその場で必要な情報を確認できます。予約ページがある場合は、AIの回答から予約ページへ案内することもできます。
料金ページを探さなくても質問できる
ホームページに料金表が掲載されていても、ユーザーがそのページを見つけられるとは限りません。トップページ、サービスページ、ブログ記事などから訪問した場合、料金ページを探してメニューを何度も移動することもあります。AIチャットが設置されていれば、「料金はいくら?」と直接質問できます。ユーザーにとっては、情報が掲載されている場所を探す必要がありません。AIはホームページの情報を増やすだけでなく、すでに存在する情報へユーザーを案内する入口として活用することもできます。
AI導入前に料金表そのものを整理する
料金案内をAI化する前に確認しておきたいのが、料金表そのものがわかりやすいかという点です。人間が見ても「結局いくらになるのかわからない」という料金表を、そのままAIに読み込ませてもわかりやすい回答にはなりません。
料金表を整理するときの確認項目
- サービス名が明確になっているか
- 税込価格か税別価格か明確か
- 基本料金と追加料金が分かれているか
- 「○○円~」の条件が説明されているか
- 対象者による料金差が明確か
- セット料金の内容が明確か
- キャンペーン価格の期間が明確か
- 見積もりが必要なサービスが明確か
AI導入は、既存のホームページ情報を整理する良い機会にもなります。
AIに登録すると便利な店舗情報
営業時間と料金だけでも利用価値はありますが、関連する店舗情報も登録しておくとユーザーの疑問をまとめて解決しやすくなります。
| 登録項目 | 内容 | 想定される質問 |
|---|---|---|
| 営業時間 | 曜日別の営業時間 | 今日は何時まで? |
| 定休日 | 通常の休業日 | 日曜日は休み? |
| 料金 | サービス別料金 | 料金はいくら? |
| 住所 | 店舗所在地 | お店はどこ? |
| 駐車場 | 台数や場所 | 車で行ける? |
| 支払い方法 | 現金や各種決済方法 | カードは使える? |
| 予約 | 予約方法や受付時間 | 予約できますか? |
| サービス | 提供している内容 | ○○は対応していますか? |
料金改定時の更新ルールを決めておく
AIを長期的に利用する場合、料金改定時の更新手順を決めておくことが重要です。料金を変更したのにAI側だけ古い金額のまま残っていると、ユーザーへ誤った案内をしてしまいます。
ホームページの料金を更新する
最初に料金ページやサービス紹介ページなど、ユーザーが直接見る情報を最新の内容へ更新します。
AIが参照する情報を更新する
管理画面へ料金を直接登録している場合は、同じタイミングでAI用情報も変更します。
実際に質問して確認する
更新後は、「○○はいくらですか?」と実際にAIへ質問し、新しい料金が案内されるか確認します。
AI公開前には質問テストを行う
情報を登録したら、そのまま公開するのではなく、実際の利用者を想定して質問テストを行います。登録した文章をそのまま質問するだけでは十分ではありません。営業時間であれば、次のように表現を変えて質問してみます。
- 営業時間は?
- 何時からやっていますか?
- 何時に閉まりますか?
- 今日営業していますか?
- 日曜は開いていますか?
- 仕事帰りの19時に行けますか?
料金についても同様です。
- 料金はいくらですか?
- 一番安いプランはいくら?
- ○○をお願いするといくら?
- 追加料金はありますか?
- 税込みですか?
- 全部でいくらくらいになりますか?
質問方法を変えてテストすることで、登録情報が不足している部分を見つけやすくなります。
業種によってAIへ登録する情報は変わる
AIに案内させる情報は、店舗や会社の業種によって異なります。営業時間と料金を中心にしながら、自社でよく質問される内容を追加していくと実用的です。
| 業種 | 案内したい情報 | 質問例 |
|---|---|---|
| 飲食店 | 営業時間、定休日、メニュー、予約、駐車場 | ランチはいくら? |
| 美容室 | 営業時間、カット料金、カラー料金、予約方法 | カットはいくら? |
| 整体・サロン | 施術料金、所要時間、予約、営業時間 | 初回はいくらですか? |
| 教室 | 月謝、体験料金、授業時間、対象年齢 | 体験できますか? |
| 制作会社 | 制作料金、対応内容、相談方法 | ホームページ制作はいくら? |
| 修理業 | 基本料金、出張費、営業時間、対応エリア | 出張費はいくら? |
最初から大量の情報を登録する必要はない
AI問い合わせを始めるとき、会社や店舗の情報をすべて登録しようとすると管理が大変になります。最初は問い合わせの多い内容に絞る方法がおすすめです。
- 営業時間を登録する
- 定休日を登録する
- 料金を登録する
- 予約方法を登録する
- アクセス情報を登録する
- よくある質問を追加する
- 実際の問い合わせを見ながら情報を増やす
実際に運用してみると、「駐車場についてよく聞かれる」「支払い方法の質問が多い」「キャンセル料金について質問される」といった傾向がわかってきます。その内容を追加していけば、少しずつ実用的なAI問い合わせ窓口へ育てられます。
AI案内を導入するときのチェックポイント
- 現在の営業時間が正しく整理されている
- 曜日ごとの営業時間が明確になっている
- 定休日が登録されている
- 臨時休業の更新方法を決めている
- 料金が税込か税別か明確になっている
- 追加料金が発生する条件が明確になっている
- 「○○円~」の条件が説明されている
- AIに推測させたくない内容を決めている
- わからない質問では問い合わせへ案内できる
- 料金変更時の更新方法を決めている
- 公開前に複数の質問方法でテストしている
このような基本部分を整えておけば、AIが単なるチャット機能ではなく、実際の問い合わせ対応に利用できる案内窓口として機能しやすくなります。
AIは「情報を探す手間」を減らす問い合わせ窓口になる
ホームページに営業時間や料金が掲載されていても、すべてのユーザーが目的の情報をすぐ見つけられるとは限りません。ページ数が多いサイトでは、どこに料金表があるのかわからず、探す途中で離脱することもあります。AIを設置すると、ユーザーはページを探し回らなくても「営業時間は?」「料金はいくら?」と直接質問できます。これは単なる自動回答ではなく、ホームページ内に蓄積された情報へ案内する新しい入口として利用できます。また、回答の最後に予約ページ、料金詳細ページ、問い合わせフォームなどを案内すれば、情報提供から次の行動まで自然につなげることもできます。
営業時間と料金から始めればAI問い合わせは導入しやすい
AI問い合わせというと、すべての相談に自動対応する高度なシステムを想像するかもしれません。しかし、最初から複雑な仕組みにする必要はありません。営業時間、定休日、料金、予約方法、アクセスといった「答えが決まっている質問」からAI対応を始めるだけでも、ユーザーにとって便利な問い合わせ窓口になります。特に店舗や小規模事業者では、日常的に繰り返される電話やメールの問い合わせを減らす効果も期待できます。
重要なのは、AIに何でも答えさせることではなく、正しい情報を整理し、回答できる範囲を決め、情報が変わったときに更新できる運用体制を作ることです。料金が確定できない相談では担当者へつなぎ、AIが判断できない内容では問い合わせフォームを案内するなど、人との役割分担も必要になります。まずは現在のホームページに掲載している営業時間や料金表を見直し、よく質問される内容を整理するところから始めてみましょう。情報が整理できれば、AIは24時間利用できる案内窓口として、ユーザーの疑問解決と問い合わせ対応の効率化を支える存在になります。










